自然エネルギーをもっと拡大するために

自然エネルギーの導入が世界的に進んでいます。日本でも、東日本大震災による原子力発電事故で、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーの導入が急がれています。とはいえ、自然エネルギーの導入拡大には、さまざまな課題もあります。 ‥‥

外国と日本のエネルギー政策の違い 3

海外諸国の動きをみると、日本と良く似ているのはデンマークです。70年代当時、デンマークのエネルギー自給率はわずか2%。国内のエネルギー消費量の9割以上を輸入原油に頼っていました。しかし、石油ショックによって、エネルギーを ‥‥

外国と日本のエネルギー政策の違い 2

1970年代から80年代にかけては、原子力発電所が相次いで建設されました。日本は資源エネルギーの乏しい国とされています、1960年代までは、国内の石炭や水力発電がエネルギーの担い手であったため、エネルギーの国内自給率は、 ‥‥

外国と日本のエネルギー政策の違い 1

エネルギー政策は、その国の置かれた地理的条件や資源の有無、技術・産業の発展度合いなどで、それぞれ異なります。日本の場合、戦後の1950年代から、1970年代までの、いわゆる復興期から高度経済成長期にかけては、エネルギー供 ‥‥

原子力発電はCO2を排出しない? 2

放射能濃度の高い、いわゆる高レベル放射性廃棄物については、現在のところ、最終的に処分する場所が決まっていません。処分場の候補となる地域には、国が予算措置を講じて支援する方針を打ち出しています。それにもかかわらず、候補地に ‥‥

原子力発電はCO2を排出しない? 1

原子力発電はCO2を排出しないので、環境にクリーンなエネルギーである、と言われます。果たしてそうでしょうか。確かに、原子力発電では、運転時には、CO2を排出しません。しかし、燃料のウランを採掘する時、ウランを濃縮する時、 ‥‥

原子力発電のコストは本当に安いの?

原子力発電のコストはこれまで、火力発電や水力発電に比べて安いと説明されてきました。たしかに、1kWh当りの発電コストは、比較的安いといわれるLNG(液化天然ガス)火力とそん色ないレベルです。石油や水力に比べると明らかに安 ‥‥