住まいづくりに自然の素材を活かそう 2

珪藻土の壁は、壁紙の張替えの必要がなく、長持ちします。狭い範囲の壁であれば、自分で塗ることも可能です。思ったより簡単で、手作りの愛着が感じられます。壁紙や新建材の壁に比べ、自然の味わい深い雰囲気を感じられます。自然の素材の良さが見直されて、最近の新築住宅でも、できるだけそうした素材を取り入れる家が増えています。床材を木製のフローリングにするのもその一環ですが、木材は絶えず呼吸をしているので、湿気の調節効果が生まれます。ただ、せっかくの木材も、表面に合成樹脂塗料を塗ると、呼吸を止めてしまいますので、注意が必要です。自然の素材には、このように優れた効果があり、住まいの中に是非取り入れたいものです。ただ、壁や床、柱などには、材料をつなぎ合わせる接着剤が用いられます。接着剤には、有毒な化学物質がふくまれている製品も多いので注意が必要です。化学物質は、自然素材の湿度調節機能を失わせますので、できるだけ使用を避けたり、代替製品に替えることも考慮したいものです。

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