屋根や外壁に遮熱塗料を使う 2

ただこれまでは、表面の汚れなどによる経年劣化などが難点とされてきました。その点を解決しようと、熱遮蔽塗料では、さまざまな機能を付加した製品が開発されています。例えば、大阪のアルバー工業株式会社が開発した「熱交換塗料」は、ごく薄い塗膜に熱交換物質が含まれていて、塗料の仕上げのトップコートとして使うことにより、夏は熱を蓄えず、冬には凍結防止などの効果があるとうたっています。

外壁や屋根だけでなく、学校の校庭、公園の遊具などにも使われ、真夏でも子供たちが校庭で裸足で走れるほどとされています。株式会社日進産業では、数種類の特殊な発泡セラミックを配合した多機能塗料「ガイナ」を開発しています。

この塗料は、ロケットにおける断熱材技術の技術供与を受けて開発されたもので、赤外線を遮熱する数種類の特殊な「発泡セラミック」を配合しています。どちらも、熱を遮断する効果が高いので、冷暖房費を節約するのに役立つと言われます。ヒートアイランド対策として自治体から補助金の出るところもありますので、新築や外壁、屋根の塗り替え時に検討してみるのもいいかもしれません。

●Information
アルバー工業株式会社
株式会社日進産業

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