省エネ型給湯器の「エコキュート」と「エコジョーズ」 1

最近、省エネ型給湯器として、「エコキュート」や「エコジョーズ」が関心を集めています。エコキュートは、空気の熱を集め、自然冷媒(CO2)を用いたヒートポンプによって、高温を作りお湯をつくります。そのため「エコキュート」は「空気の熱でお湯を沸かす」というキャッチフレーズが使われます。電気ヒーターなどでお湯を沸かす仕組みではないため、とても省エネになるとされています。

ヒートポンプは、冷媒を圧縮したり、膨張させるときに生ずる高温や冷温でお湯を作ったり、冷気を作る仕組みで、エアコンや冷蔵庫などにも使われています。そのヒートポンプを給湯器に用いたのがエコキュートです。電気は、冷媒を圧縮したり膨張させたりするときに使うだけです。空気の熱を集めるので、使う電気は少なくて済みます。

エコキュートでは、投入した電気エネルギーの3〜4倍以上の熱エネルギーを得ることができます。気温の高い夏の方が、少ない電力でお湯を沸かせますが、気温の低い冬の場合は、効率が悪くなります。また、エコキュートの場合は、料金の安い深夜電力を使いますが、沸かしたお湯をためておく貯湯タンクが必要になり、設備が大きくなる点が難点です。

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