スマートグリッドで効率的なエネルギー社会 1

エネルギー社会の姿が大きく変わろうとしています。自然エネルギーなどの多様なエネルギーが登場し、既存の電力を含めてエネルギー全体をネットワーク化するシステムづくりが始まっています。その突破口となるのは、スマートグリッドの構築です。スマートグリッドというのは、さまざま電力を網の目のようにネットワーク化するシステムで、電力の利用を効率化し、地域全体で最適な利用を実現するものです。

日本の電力システムは従来、火力、水力、原子力発電が中心で、大きな発電所から、需要家に電力が一方的に送られてくる体系でした。現在もそうですが、近年、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電など、自然エネルギーの電力が導入され、さまざまな地域で電力が作られるようになりました。これら自然エネルギーの電力は、分散型電源と呼ばれ、従来の火力、原子力のような、遠隔地の大規模集中型電源に対する電源とされています。

大規模集中型電源は、非常に効率がよい半面、東日本大震災で明らかになったように、いったん災害が起きると、広範囲の地域に停電などの影響が及びます。分散型電源の場合は、停電などの影響は最小限の範囲にとどまります。しかも、電気は貯めておくことができないので、需要と供給を常にバランスさせる必要があります。

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