蓄電池で自然エネルギーを蓄える 1

太陽光発電や風力発電など、自然エネルギーによる発電システムが普及していますが、自然エネルギー発電導入の最大の課題は、出力が不安定なことです。太陽光発電は、お天気のよい日には、大いに働いてくれますが、雨の日や曇りの日には、発電できないか、あるいは発電量が非常に少ないなど、出力変動が非常に大きい点がネックです。

風力発電にしても、一日中安定した風が吹いてくれればよいのですが、風がまったく吹かない日があるかと思えば、台風などのように、嵐になる日もあります。そうした自然エネルギーを通常の電力系統、すなわち、送電線網に接続すると、系統全体が不安定になり、トラブルが生じます。現代社会はコンピュータに依存する情報通信社会でもあり、出力の不安定さは、周波数などに変動を与えるなど、悪影響を及ぼします。場合によって、コンピュータの作動がストップする事態も考えられます。

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