多種多様な自然エネルギーを活かす 1

日本は長い間、エネルギー資源の乏しい国といわれてきました。確かに、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料資源は乏しいかもしれません。しかし、太陽エネルギー、風力エネルギー、さらには豊かな水資源、森林資源など、自然の資源は実に豊富なのです。近年、こうした自然を活かしたエネルギー利用が進んでいます。太陽光発電や風力発電はすでに実用化段階にありますが、水資源も、可能性のきわめて大きいエネルギー資源なのです。

水のエネルギーとしては、古くから水力発電が開発されてきました。「黒四」などの大規模な水力開発は、日本の高度経済成長に大きな役割を果たしました。近年は、こうした大規模な水力開発はすでに実施されつくし、新たな開発の余地はほとんどなくなっています。

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