家庭用のガスコージェネレーションシステム 2

「エネファーム」で発電した電気は、一般的な家庭で使う電力の約6割を賄うことができるといわれます。「エネファーム」の設備も、最近では、より小型化したタイプが開発されており、発電効率も向上しています。

価格はまだ、300万円以上と高いのが難点ですが、省エネを促進する観点から、国や自治体で補助制度を設けています。補助制度をうまく活用すれば、半分くらいの負担で購入することができます。「エコウィル」の方は、燃料に都市ガスを使う点は同じですが、ガスエンジンで発電を行う点が特徴です。その際、ガスエンジンから排熱が生じますが、それを暖房や給湯などに利用します。排熱を利用しますので、エネルギー効率は77%に高まると言われます。

エコウィルでは、4人家族の標準世帯で使う年間電気使用量の約4割を賄うことができるとされています。どちらかと言えば、エコウィルは熱利用に適したシステムのため、大家族で、お湯をたっぷり使ったり、床暖房を多く使うご家庭に適したシステムといえます。価格は工事費込みで80万〜90万円が目安です。コージェネレーションシステムは、エネルギー効率が良く、省エネ型のシステムなので、今後、国も積極的に後押しするとみられます。

コメントは受け付けていません。