最近の電気炊飯器は、さまざまな機能が加わり、ご飯もおいしく炊けるようになっています。しかし、本当にご飯をおいしく炊くには、お釜や、厚手の鍋、土鍋などを使うことです。その場合は、電気でなく、ガスを使うことになります。
お釜や土鍋でご飯がおいしく炊けるのは、鍋そのものがゆっくり熱くなるので、お米のうまみ成分が、しっかり出るためです。また、お米の対流がしっかりなされ、蒸らしも十分に行われます。そのため、ふっくらとしたおいしいご飯が炊き上がります。土鍋の場合、20分程度と早く炊き上がり、エネルギーの節約にもなります。土鍋で炊くと、おこげをつけることもできます。おこげのついたご飯は、香ばしくおいしいので、人気があります。
また、昔ながらの「おひつ」で、炊いたご飯を保存すると、一日中、温かいおいしいご飯をいただけます。おひつは木製なので、水分を吸収したり、逆に、乾燥をふせいだりしてくれます。おひつには、吸湿性や保水性に加え、防腐効果もあるので、保存に適しているといえます。