冬のお風呂は、身体を温めるだけでなく、心をリラックスさせる至福のときといえます。入浴をさらに工夫することで、温まりの効果、リラックスの度合いをより高めることができます。例えば、その日の気分に合わせて、粗目の岩塩などに、好みのエッセンシャルオイルをしみこませて浴槽に入れます。
ラベンダーやローズウッド、ひのきオイルなどの香りがお湯の蒸気で心をほぐしてくれます。冷え性の方は、炭酸系入浴剤を入れるのも効果的です。炭酸ガスが皮膚に吸収されて血管を広げ、血行をよくしてくれるからです。お風呂から上がるときに、冷たい水を足にかけることも、血流をよくします。血管が広がったり縮んだりすることで、弾力性が増し、流れがよくなるのです。
これは「温冷浴」といわれ、湯冷めがしにくく、身体全体が温まります。身体が温まったら、早めにふとんに入ることが大切です。お風呂のあとは、身体の冷えが速いので注意が必要です。お風呂の入り方をいろいろ工夫してみるのも、楽しみの一つになると思われます。