寝苦しい熱帯夜を快適寝具で過ごす 2

保冷枕と同じ効果を持つ自家製素材として、子供の紙おむつを水で濡らして凍らせ、それをお昼寝の枕に使っている保育園もあるそうです。紙おむつには、保冷枕の材料の「高吸収性ポリマー」が入っているので、インスタント保冷枕として使用できるわけです。枕だけでなく、最近は睡眠時の冷却効果をうたった、ジェル入りマットの開発もなされています。頭だけでなく、体全体を涼しくしてくれます。ただ、長時間の使用は避けたいものです。

涼感を得られる寝具としては、このほか、キシリトール機能を応用した涼感素材や、温度調節機能を使った寝具、塩類を主成分とする冷感ジェルを用いた製品なども登場しています。キシリトール機能を応用した涼感素材は、汗や湿気などの水分と結合すると、周りの熱を吸収する働きがあります。その機能を使って、体を涼しくするというわけです。

これらの涼感素材や製品は、寝苦しさを解消してくれますが、その効果に関して、国民生活センターのテストでは、「最初の30分程度で、長時間は期待できない」としています。

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