小さな風力発電機でエネルギーを作る

風力発電といえば、高い塔に大きな羽根車が回っているイメージを想像します。しかし、最近は、小型の、家庭でも使える風力発電機が開発されています。以前は、風力発電は、風車の回る音の問題や、設置に広いスーペースが必要など、課題も多く出されていました。

そうした課題を解決した、小型風力発電機のひとつとして、ゼファー社の「エアドルフィン」があります。ほとんど無風状態でも、羽根を回転させる「パワーアシスト機能」で、風力発電を起動する装置です。風速5m/秒の風でも、月間100kWh程度の発電が可能です。これは、一般家庭で使う電力の約4分の1を賄える量です。音の問題も、スリット入り羽根を採用したことで、従来の風力発電機に比べ約50分の1に低減されています。

家庭で導入する場合は、ソーラーパネルの付いた、ハイブリッド型が魅力です。風と太陽の両方のエネルギーを使えるシステムです。導入には、自治体の補助制度の適用を受けられるところもあるようです。

●Information
ゼファー「エアドルフィン」
風力・ソーラーハイブリッド独立電源システム

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