家庭用のガスコージェネレーションシステム 1

コージェネレーションシステムは、従来、大規模な工場や大型ショッピングセンターなどで使われてきましたが、最近では、家庭用の小型のシステムが登場しています。コージェネレーションシステムは、熱エネルギーと電気エネルギーの両方のエネルギーを供給するシステムをいいます。家庭用に登場したガスコージェネレーションシステムとしては、「エネファーム」や「エコウィル」があります。

「エネファーム」は、家庭用燃料電池システムの愛称です。燃料電池は、最近、燃料電池自動車としても話題になっていますが、天然ガスを燃料として水素を作り、空気中の酸素と反応させることで、電気を作る仕組みです。いわば、水の電気分解の逆の仕組みです。

「エネファーム」の場合、都市ガス(天然ガス)から水素を作り、発電しますが、その時に生ずる熱を給湯や暖房に利用するのです。水素は、“究極のクリーンエネルギー”と言われるとおり、燃料電池で排出されるのは、水だけです。

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