冷蔵庫の省エネを考える場合、比較的見落とされがちなのは、その配置です。直射日光の当たる場所や、ガスコンロのそばなどの温度が高くなる場所を避けるのは基本です。それと同時に、冷蔵庫の上に物を置いたり、壁に接して設置するのも禁物です。冷蔵庫は、庫内を冷やすだけでなく、冷気を作るための熱を、装置から外に放出しています。熱の放出が妨げられると、電気をそれだけ多く使うことになり、冷蔵や冷凍の効果が小さくなります。

冷蔵庫の上に、いろいろなものを置いてあるご家庭をよく見かけますが、上に物と置くと、熱の放出ができず、冷蔵庫の回りに熱がこもります。そのため、上に物をおくと、それだけで消費電力が10％ほど増えるといわれます。

冷蔵庫の上部と背面は10センチ以上、側面は2センチ以上のすき間をあけて設置するのがベターです。