隙間風をシャットアウト

寒い地方に行くと、家の玄関に、風除けの小部屋のある家をよく見かけます。ガラスなどで作られていますが、文字通り風除け室、あるいは風除室とも呼ばれます。

風除室は、玄関と外とをこの小部屋によって仕切り、冬の冷たい風や空気が直接室内に入らないようにする工夫です。それと同時に、室内の暖められた空気を外に逃がさないようにするためのものです。いわゆる、家の中の暖かい空気をシャットアウトする役目を持っています。この風除け室の機能を部屋の中で取り入れることが、暖房効果を高める上で見逃せません。

特に大切な場所は、窓です。窓は、冬、室内の暖かい空気の5割が外に逃げていくといわれます。そこで、暖気をシャットアウトする方法として、窓と建物との隙間に目張りをしたり、窓と床との間に、冷気が入らないよう、細長いクッションのようなものを置く方法があります。冷気は、下のほうに流れますので、ドアや窓ガラスの下部に注意を払いたいものです。

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